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腱鞘炎の原因
腱鞘炎になる原因は、基本的に「手や指を酷使し続けること」ですが、炎症がおこるまでの経緯は金属疲労に似ています。金属は、同じ動作をくり返してある部分に負担をかけ続けていると、その部分がだんだんと疲労してゆき、オイル切れで動きもぎこちなくなってきます。
動きが悪くなった部分に摩擦が生じ、やがて熱をおびるようになりますが、その熱が、腱鞘炎でいう「炎症」にあたります。つまり、体のある部位にムリをさせ続けることで、オイルにあたる腱鞘内の潤滑液が不足するようになり、摩擦から炎症が起こるのです。
キーパンチャーのように、一日中キーを叩き続ける等の業務についている人は、腱鞘炎になった場合、申請によって労災が認定されることがあります。
業務に限らず、毎日赤ちゃんを抱っこするお母さんや、楽器の演奏、ペンを使って長時間の書き物をする、マウスのクリックを繰り返すなど、日常生活の至るところに腱鞘炎になる可能性があります。
女性は、筋力が弱いぶん腱の方に負担がかかるうえに、エストロゲンの減少など、ホルモンバランスの変化に影響を受けやすいため、男性よりも腱鞘炎になりやすくなっています。また、冷え性や同じ姿勢をとり続けて血液循環が悪くなると、筋肉に必要な酸素と栄養分が運ばれなくなり、疲労、体のこわばり、肩こり、だるさの原因となり、腱鞘炎が起きやすくなるので注意してください。
腱鞘炎の予防法は、ムリをしないで、手や指を酷使しないことが一番です。どうしてもその動作をしなければならない場合は、かならず合い間に休息をとり、軽いストレッチなどで疲労を体内に残さない工夫をしてください。