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腱鞘炎とは
一般的に「腱鞘炎」と言われていますが、正式には「狭窄性腱鞘炎(きょうさくせいけんしょうえん)」といい、その名の通り、「腱鞘」に「炎症」がおこる症状のことで、痛みや腫れを伴ないます。
人間の体は、関節があることによってなめらかな動作が出来るのですが、関節を動かしているのは筋肉であり、体のすみずみまで筋肉の力を伝えるのが「腱」の役割です。
「腱」というのは強靭なヒモ状の組織で、その腱を包んでいる鞘(さや)状の組織が「腱鞘」です。
「腱鞘」の中には腱がなめらかに動くように潤滑液があり、腱が正常な位置で動くことができるように、ガイド的な役割も果しています。
腱鞘炎の種類は、炎症がおこる場所によって大きく2つに分けられています。一つめは、手首の腱鞘に炎症がおこる「ドゥケルバン腱鞘炎」で、タオルをしぼる等の動作や、親指の曲げ伸ばしで痛みます。手や指を反復して酷使する仕事に就いている人のほか、妊娠や出産、または更年期に発症するケースが多いため、20代と50代の女性に多くみられます。
二つめは、曲げた指を無理に伸ばそうとするときに、バネのような動きをしながら「バチッ」「カクッ」というような音を発する、一般的に「バネ指」と言われている「弾発指」です。「弾発指」も、反復して手指に負担をかけ続けることで発症します。
正常な状態であれば、「腱鞘」の中にある潤滑液のおかげで、腱はなめらかに動くことができます。手指を酷使し続けると、腱鞘に大きな負荷がかかるようになり、潤滑液が不足することで摩擦が生じ、腱のすべりが悪くなって炎症がおこります。